ミニチュアダックスのヘルニア対策|くうと実践する予防と暮らしの工夫

※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。
今日からできるヘルニア予防 アイキャッチ
  • URLをコピーしました!

「ミニチュアダックスはヘルニアになりやすい」——お迎えする前から、一度は聞いたことがあると思います。でも実際に暮らし始めると、何をどこまで気をつければいいのか、意外と分からないですよね。

結論からお伝えすると、椎間板ヘルニアは体質や遺伝も関わるため「完全に防げる」とは言えないものの、毎日の暮らしの工夫でリスクを減らせるといわれています。しかもその工夫は、お金をかけなくても今日から始められるものばかりです。

この記事では、ミニチュアダックス・くうと実際にやっている予防と、できていないことも含めてまとめました。

※この記事は飼い主として調べた一般的な情報と、わが家の実体験です。診断や治療の判断は必ず獣医師さんにご相談ください。

あや

うちの子まだ若いし、ヘルニアなんてまだ先の話じゃないの?

すけ

北海道でダックスのくうと暮らす介です。
ぼくも最初はそう思っていたんですが、調べてみるとダックスの椎間板は早い場合、2歳頃から変化が始まるといわれていて、「まだ先」ではなかったんです

目次

ミニチュアダックスにヘルニアが多い理由は『体質』だから

まず知っておきたいのは、ミニチュアダックスの椎間板ヘルニアは胴長だから、だけが理由ではないということです。

ダックスフンドは「軟骨異栄養性犬種」と呼ばれるグループに入ります。これは、椎間板(背骨のクッション)が若いうちから変性しやすい体質を持つ犬種のことです。つまり、生まれつきヘルニアになりやすい体質を持っていて、そこに胴長の体型による背骨への負担が重なる、という二段構えなんです。

数字で見ると、その差ははっきりしています。

  • 椎間板ヘルニアの発症リスクは、ダックスフンドは他の犬種の約10倍というデータがあります
  • 犬の椎間板ヘルニア症例のうち、約3割をダックスフンドが占めるという報告もあります
  • 好発年齢は3〜7歳。椎間板の変性は2歳頃から始まるといわれています
今日からできるヘルニア予防1
すけ

くうは今2歳。変性が始まるといわれる年齢だから、わが家はまさに「今」が予防の始めどきなんです

体質そのものは変えられません。だからこそ、飼い主にできるのは背骨への負担を毎日少しずつ減らしてあげること。これが予防の基本的な考え方です。

ダックスのヘルニア初期症状|見逃したくないサイン

予防と同じくらい大切なのが、早く気づくことです。椎間板ヘルニアは、脊髄への圧迫の程度によってグレード1〜5に分類され、軽いうちに発見して治療を始められるかどうかが、その後を大きく左右するといわれています。

一般的に、初期に見られることがあるサインには次のようなものがあります。

  • 抱き上げたときに「キャン」と鳴く、触られるのを嫌がる
  • 震えている、じっとして動きたがらない
  • 背中を丸めている、頭を下げたままにしている
  • 段差や階段を急に嫌がるようになった
  • 散歩に行きたがらない、歩き方がいつもと違う
  • 後ろ足がふらつく、爪を引きずる音がする
あや

震えてるだけなら、寒いのかなって見過ごしちゃいそう……

すけ

そうなんです。どれも「なんとなくの不調」に見えるのが怖いところで。「いつもと違う」が続いたら、様子見せずに病院へ、がわが家のルールです

大事なことなので繰り返しますが、これらのサインは他の病気でも見られる一般的なものです。当てはまるものがあったら、自己判断せず必ず動物病院を受診してください。それまでは走らせたりせず、安静にさせてあげるのが基本といわれています。

ダックスのヘルニア予防5つ|獣医師が勧める対策とわが家の実践

ここからが本題です。一般的に勧められている予防策は、大きく5つ。わが家でできていること・できていないことも含めて、お話しします。

①体重管理|太らせないのが一番の予防

体重が増えれば、その分だけ背骨とクッションである椎間板への負担も増えます。適正体重を保つことは、いちばん地味でいちばん効く予防といわれています。

わが家では、くうの体重管理を日常の習慣にしています。フードは毎回計量して、おやつを与えすぎた日はその分フードを減らしています。

※ミニチュアダックスフンドの理想的な成犬時の体重は4.5〜5kgです。ただし、骨格や筋肉量には個体差があるため、6kg以上が適正体重の健康な個体もいます。

今日からできるヘルニア予防2
くう

おやつ減らされるの、オレは納得してないぞ

すけ

ダックスは食いしん坊な子が多いので、可愛くてもおやつのあげすぎには注意です

②水平抱き|縦に抱かない

抱っこの仕方は、今日から変えられる予防です。ポイントは、体が床と水平になるように、胸とお尻の両方を支えて抱くこと。赤ちゃんのように縦に抱くと、背骨が曲がって負担がかかるといわれています。

ぼくも意識する前は、片手でひょいと持ち上げてしまうことがありました。今は両手で水平に。降ろすときも、飛び降りさせずに床までそっと、です。

今日からできるヘルニア予防3

③段差をなくす|わが家は衣装ケースで解決

ソファやベッドからの飛び降りは、腰への負担が大きいといわれる代表格です。対策としてはペット用のスロープやステップが定番ですが——わが家で使っているのは、衣装ケースです。

ベッドの横に衣装ケースを置いて、高低差を半分にしています。くうは一気に飛び降りるのではなく、衣装ケースを経由してトントンと降りてくれるようになりました。

衣装ケースにした理由は単純で、家にあったからです。ただ使ってみると、天面が広くて着地が安定する、中に物も入る、と意外に理にかなっていました。もちろん専用のペットステップやスロープの方が滑りにくい素材だったりと安心な面はあると思いますが、「まず今日、家にあるもので段差を減らす」だけでも意味はあるはずです。

今日からできるヘルニア予防4
くう

アレ、オレ専用の階段じゃなかったのか……

すけ

中身はくうのおやつが入っています

④滑らない床

フローリングなどの滑りやすい床は、踏ん張りがきかず腰に負担がかかるといわれています。対策としては、滑り止めマットやタイルカーペット、ラグを敷くのが一般的です。

正直に書くと、わが家はこの対策がまだできていません。くうがよく走る動線にマットを敷くのが今後の課題です。足裏の毛や爪が伸びていると余計に滑りやすくなるといわれているので、こまめなカットも合わせて意識したいところです。

⑤激しい運動・ジャンプの習慣を避ける

高いところからのジャンプや、急停止・急旋回を繰り返すような激しい遊びは、腰への負担が大きいといわれています。おもちゃを高く投げて飛びつかせる遊びなどは、避けたほうが無難です。

一方で、運動そのものを減らせばいいわけではありません。適度な散歩で筋肉を保つことは、むしろ背骨を支える力になるといわれています。「激しくは動かさない、でも毎日歩く」のバランスですね。

あや

5つ全部やらなきゃって思うと、ちょっと大変かも……

すけ

わが家も5つのうち3つです。全部完璧にやるより、抱き方みたいに今日できることから1つずつで大丈夫ですよ

ヘルニアになってしまったら|治療の流れと費用のことも知っておく

どれだけ気をつけても、体質が関わる以上、発症をゼロにはできません。だからこそ「なったときのこと」も少しだけ知っておくと安心です。

治療は症状のグレードによって、お薬と安静で様子を見る内科的な方法から、手術まで幅があるといわれています。手術になった場合、検査や入院も含めて数十万円規模の費用がかかるケースもあるようです。

そしてもうひとつ、早期発見という意味で役立っているのが留守中の見守りです。初期サインの「じっとして動かない」「歩き方がおかしい」は、留守番中には気づけません。わが家ではペットカメラで留守中のくうの様子を確認できるようにしています。

ダックスのヘルニア対策でよくある質問(FAQ)

何歳から対策を始めればいいですか?

早いに越したことはない、が答えになりそうです。ダックスの椎間板の変性は早い場合2歳頃から始まり、発症のピークは3〜7歳といわれています。若くて元気なうちから抱き方や体重管理を習慣にしておくのがおすすめです。

フローリングのままだとダメですか?

滑りやすい床は足腰に負担がかかるといわれているので、マットやカーペットを敷くのが一般的な対策です。ただ、家中すべてに敷く必要はなく、まずは愛犬がよく走る場所からで十分だと思います。

一度ヘルニアになったら、もう治らないのでしょうか?

グレードや発見のタイミング、治療法によって経過はさまざまといわれています。軽いうちに見つけて治療を始められるかどうかが大きいとされているので、気になるサインがあれば早めに動物病院で相談してください。

サプリメントは効果がありますか?

関節や軟骨をサポートするとうたうサプリはありますが、効果の感じ方には個体差があり、これだけで予防できるものではないといわれています。使う場合も、まずはかかりつけの獣医師さんに相談するのが安心です。

まとめ|体質は変えられない。暮らしは変えられる

ミニチュアダックスの椎間板ヘルニアは、軟骨異栄養性犬種という体質が関わるため、完全に防ぐことはできません。でも、背骨への負担を減らす工夫は今日から始められます

  • 体重管理で背骨への負担を減らす
  • 抱っこは水平に、胸とお尻を支えて
  • 段差は衣装ケースでもいいから減らす
  • 滑る床にはマットを
  • 激しい運動は避けつつ、毎日の散歩は続ける
  • 「いつもと違う」サインが続いたら、迷わず動物病院へ

ダックスの飼い主にとって、ヘルニアの心配は一生ついてまわるものかもしれません。それでも、毎日の小さな工夫の積み重ねが、くうたちの元気な腰を守ることにつながると信じてわが家は続けています。

すけ

大丈夫、2歳のくうと今まさに実践していること、できていないことも隠さず書いていますから。

くう

オレの腰、頼んだぞ

ロト

わたしたち猫も、高いところからの着地には気をつけるよ

トロ

わたくし、衣装ケースの上でお昼寝するのが日課です

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Ave-n-tiA いぬねこ波 ひとり社長と業務委託の二刀流

北海道でダックスのくう、保護猫のロト・トロと暮らしています。犬猫の一次情報を届けます。

目次