ミニチュアダックスの平均寿命は、14.7歳です。
ただ、この数字を調べているあなたが本当に知りたいのは、14.7という数字そのものではないと思います。知りたいのは、あと何年この子と一緒にいられるのか、ですよね。
あや平均寿命は調べたけど、うちの子に当てはめたら何年なのか分からなくて



北海道でミニチュアダックスのくうと暮らす介です
ぼくも一度、自分が死ぬまでくうが生きているかを、真面目に計算したことがあります
この記事では、平均寿命の数字を出すだけで終わりにしません。その数字を自分の犬に当てはめるための人間換算の早見表と、飼い主の年齢から逆算して「愛犬に追い越される日」を出す方法まで渡します。読み終わるころには、残りの時間が漠然とした不安ではなく、数えられるものに変わっているはずです。


ミニチュアダックスの平均寿命は14.7歳|犬全体より寿命が長い犬種です
結論から言うと、ミニチュアダックスの平均寿命は14.7歳です。アニコム損保の『家庭どうぶつ白書2025』に載っている数字で、ペット保険の契約データ134万件以上をもとに集計されています。
そして、ここが意外に思われるところなのですが、犬全体の平均寿命は14.1歳です。つまりミニチュアダックスは、犬全体より0.6歳長く生きています。
胴が長いから腰に負担がかかって短命、というイメージを持っている方は多いと思います。ぼくも書き始めるまでそう思っていました。でもデータはむしろ逆で、ミニチュアダックスは平均寿命が長い犬種のランキングに入っています。
| 犬種 | 平均寿命 |
| トイ・プードル | 15.3歳 |
| ビション・フリーゼ | 15.0歳 |
| カニーンヘン・ダックスフンド | 15.0歳 |
| 混血犬(体重10kg未満) | 14.8歳 |
| 柴犬 | 14.7歳 |
| ミニチュア・ダックスフンド | 14.7歳 |
| ジャック・ラッセル・テリア | 14.6歳 |
| パピヨン | 14.6歳 |
出典:アニコム損保『家庭どうぶつ白書2025』(2025年12月発行)
同じダックスでも、より小型のカニーンヘン・ダックスフンドは15.0歳で2位タイに入っています。柴犬と並んでいることからも、ミニチュアダックスが特別短命な犬種ではないことが分かります。



オレ、けっこう長生きする方だったのか
調査によって数字が違うのは、対象にしている犬が違うから
寿命を調べていると、14.7歳ではなく14.6歳や15歳という数字を見かけることがあります。どれかが間違っているわけではなく、調査の対象が違うだけです。
アニコムの数字は、ペット保険に加入している犬が対象です。一方、ペットフード協会の調査は飼い主へのアンケートをもとにしていて、犬全体で14.6歳前後という数字が出ています。保険に入っている犬と、飼われている犬全体では、母集団が違います。
なので、どちらか一方だけを絶対の数字として覚える必要はありません。当ブログでは、犬猫全般の話をするときは「15年前後」という幅で書き、ミニチュアダックスの具体的な数字が必要なときはこの記事の14.7歳を使うようにしています。
ミニチュアダックスの年齢を人間に換算する早見表|2歳で24歳、そこから毎年4歳
平均寿命が分かったら、次は自分の犬をその物差しに当てはめます。ここで使うのが人間換算です。
環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」では、小型犬・中型犬の換算をこう示しています。
- 1歳で、人間の15歳
- 2歳で、人間の24歳
- そこから1年ごとに、人間の4歳ずつ
式にすると、こうなります。
ミニチュアダックスは小型犬なので、この式をそのまま使えます。早見表にすると次のとおりです。
| 犬の年齢 | 人間換算 | 段階 |
| 1歳 | 15歳 | 子犬期の終わり |
| 2歳 | 24歳 | 成犬期のはじめ |
| 3歳 | 28歳 | |
| 4歳 | 32歳 | |
| 5歳 | 36歳 | |
| 6歳 | 40歳 | |
| 7歳 | 44歳 | シニア期の入り口 |
| 8歳 | 48歳 | |
| 9歳 | 52歳 | |
| 10歳 | 56歳 | ハイシニア期 |
| 11歳 | 60歳 | |
| 12歳 | 64歳 | |
| 13歳 | 68歳 | |
| 14歳 | 72歳 | |
| 15歳 | 76歳 | 平均寿命を超えたあたり |
| 16歳 | 80歳 | |
| 17歳 | 84歳 | |
| 18歳 | 88歳 |
平均寿命の14.7歳を換算すると、人間でおよそ75歳です。
最初の2年で24歳まで一気に進むのが、犬の時間の特徴です。生後1年で15歳、そこからさらに1年で24歳。人間なら9年かかる変化が、犬には1年で起きています。 子犬の時期があっという間に感じるのは、気のせいではありません。
愛犬が自分の年齢を追い越す日|飼い主の年齢から逆算する
ここからが、この記事でいちばん伝えたいところです。
ぼくが人間換算を初めて真面目に計算したのは、面白がったからではありません。自分が死ぬまでに、くうが生きているだろうか、と考えたときです。
もうひとつ考えたことがあります。犬の若い時期はあっという間に過ぎていく。だとしたら、気がついたときには、くうはぼくの年齢を追い越しているんじゃないか。


これは計算できます。さっきの換算式を逆にすればいいだけです。
(あなたの年齢 − 24)÷ 4 + 2 = 追い越される犬の年齢
飼い主の年齢ごとに出すと、こうなります。
| 飼い主の年齢 | 犬に追い越されるのは |
| 25歳 | 犬が2歳3か月ごろ |
| 30歳 | 犬が3歳6か月ごろ |
| 35歳 | 犬が4歳9か月ごろ |
| 40歳 | 犬が6歳ごろ |
| 45歳 | 犬が7歳3か月ごろ |
| 50歳 | 犬が8歳6か月ごろ |
| 60歳 | 犬が11歳ごろ |
| 70歳 | 犬が13歳6か月ごろ |
30代で子犬を迎えた場合、追い越されるまでの猶予は3〜5年ほどしかありません。人間の感覚では、まだ「うちの子は若い」と思っている時期です。



思ってたよりずっと早い……うちの子、もう追い越してるかもしれない



ぼくもそう思いました。でもこの表は、残りを怖がるために使うものじゃないんですよ
この表の使い道は、残りの年数を数えて不安になることではありません。追い越される日が分かると、いまが「まだ追いついていない時期」なのか「もう追い越されたあと」なのかが分かります。
7か月で迎えても体はまだ育つ|くうは一回り大きくなり胴も伸びた
年齢の話でもうひとつ、ぼくが実際に経験して驚いたことがあります
ミニチュアダックスは生後7〜8か月でほぼ成犬サイズになる、とよく言われます。くうを迎えたのは生後7か月のときで、もうずいぶん大きく見えたので、これ以上は変わらないだろうと考えていたんです。
でも、くうは違いました。そこから、まだ大きくなりました。
一回り大きくなって、胴も伸びました。 迎えたときに抱いた感覚と、しばらく経ってから抱いた感覚は、はっきり違います。「もう成犬サイズ」と思って選んだものが、あとで合わなくなるくらいには変わりました。
⬇︎生後7ヶ月のくう


⬇︎2歳のくう(違いがわかりずらくて、すみません。)


これは知っておくと、けっこう役に立ちます。理由は3つあります。
1つめは、サイズを選ぶものを7か月の体で決めると合わなくなること。 クレート、ハーネス、服あたりが該当します。ぼくはクレートのサイズ選びで一度失敗しているので、余計にそう思います。迎えてすぐに一生ものを買うより、1歳前後まで待つか、多少の余裕を見て選ぶ方が結果的に安く済みます。


2つめは、胴が伸びるということは、背中にかかる負担も変わるということ。 ミニチュアダックスの体型で気をつけたいのは椎間板ヘルニアですが、体ができあがっていく時期は、段差やジャンプへの注意もそのぶん長く続くと考えた方が安全です。


3つめは、変わるのは体だけではないこと。 くうは、そのころからチャイムの音や、ぼくが帰ってきたときに吠えるようになりました。最初はしつけを間違えたのかと思ったのですが、そうではなくて、大人になって警戒心が出てきただけでした。番犬としての仕事を覚えた、と言ってもいいかもしれません。


食べるスピードも、少し落ち着きました。相変わらず速いのですが、迎えたばかりの頃の勢いではなくなりました。フードは1歳になる少し前に、パピー用から成犬用に切り替えています。





オレはまだ育ってたのに、勝手に完成扱いされてたのか
まとめると、ミニチュアダックスの体が本当に落ち着くのは、7か月ではなく1歳前後です。 生後7〜8か月を「もう成犬」と考えて全部を決めてしまうと、あとで買い直しになることがあります。
ミニチュアダックスのライフステージ|子犬・成犬・シニアの区切りと変わること
ここまでの数字を、時期ごとに整理しておきます
| ステージ | 犬の年齢 | 人間換算 | この時期に起きること |
| 子犬期 | 〜1歳 | 〜15歳 | 体がまだ育つ。しつけと社会化の土台を作る時期 |
| 成犬期 | 1〜7歳 | 15〜44歳 | 体も性格も安定する。いちばん長い時期 |
| シニア期 | 7歳〜 | 44歳〜 | 見た目は元気でも、中身が少しずつ変わり始める |
| ハイシニア期 | 10歳〜 | 56歳〜 | 段差・寒暖差・移動への配慮が必要になる |
引っかかるとしたら、シニア期の入り口が7歳というところだと思います。7歳のミニチュアダックスは、まだよく走ります。見た目からシニアだと感じることは、ほとんどありません。
でも人間で44歳と考えると、話が変わってきます。44歳は、見た目は元気でも健康診断の項目が増え始める年齢ですよね。犬も同じで、シニア期の入り口は「弱ってきた合図」ではなく「見えないところを見始める合図」だと考えると、しっくりきます。
平均寿命の14.7歳を超えるためにいまからできること|体重管理と段差対策から
長生きのためにやるべきこと。ここでは、ぼくがくうに実際にやっていることを書きます。
やっているのは、体重管理と段差対策の2つです。
まず体重管理から。胴長短足の体型では、体重が増えるとそのまま背中への負担になります。 同じ1kgでも、脚の長い犬種と胴長の犬種では、背骨にかかる意味が違います。
やり方は単純で、月に1回、くうを抱いて体重計に乗るだけです。自分だけで乗ったときの数字との差を見る、という原始的な方法ですが、これで十分続いています。続かない方法を選ぶより、雑でも毎月やる方が効きます。


もうひとつが段差対策です。ソファやベッドの上り下りは、背中に一番負担がかかる動きです。ヘルニア対策の記事にまとめてあります。


健康診断は、正直なところ不定期です
年1回、シニア期に入ったら年2回。健康診断の目安としてよく言われる数字です。7歳=人間44歳という換算を思い出すと、確かにそのくらいは必要だと分かります。
ぼくは正直なところ不定期です。決めた周期で通えてはいませんが、 不定期でもゼロよりはるかにいいですし、体重管理のように毎月続けられるものが1つあるなら、それはもう十分に管理しています。
全部やらなければいけない、という話ではなくこの中で、いま一番できていないものを1つだけ選んでください。 同時に3つ始めても続かないので、1つずつで十分です。



できていないことも書いた方が、たぶん役に立つと思ったので正直に書きました
ミニチュアダックスの寿命と年齢によくある質問
まとめ|数えるのは、残りを怖がるためじゃない
最後にもう一度、この記事の数字をまとめておきます。
- ミニチュアダックスの平均寿命は14.7歳。犬全体の14.1歳より長い
- 人間換算は 24 +(犬の年齢 − 2)× 4。2歳で24歳、そこから毎年4歳ずつ
- 飼い主の年齢から逆算すれば、愛犬に追い越される日が分かる
- 体が本当に落ち着くのは、7か月ではなく1歳前後
- シニア期の入り口は7歳。人間で44歳にあたる
- いまから何かを始めるなら、月1回の体重管理から
「あと何年」を数えると、最初は少し怖くなります。ぼくもそうでした。
でも実際に数えてみて分かったのは、残りが分かるというより、いまがどのあたりなのかが分かるということでした。それが分かると、今日の散歩を少しだけ長くしようとか、写真をもう1枚撮っておこうとか、そういう具体的な行動に変わります。



大丈夫、数えたぶんだけ、いまの時間が濃くなりますから





オレはまだ追い越してないぞ、たぶん



わたしたち猫は、また別の数え方になります



わたくしは数えるより昼寝です












コメント
コメント一覧 (1件)
[…] あわせて読みたい ミニチュアダックスの寿命|あと何年一緒にいられるかを人間換算で数える ミニチュアダックスの平均寿命は、14.7歳です。 ただ、この数字を調べているあなたが […]