トイレの砂をすくったとき、「今日はちょっと少ないかな」と思ったことはありませんか。猫を2匹以上飼っていると、その固まりがどちらの猫のものかまでは分かりません。
我が家の保護猫・ロトが膀胱炎になったとき、困りました。トイレは2つ置いていましたが、2匹とも両方を使うので、猫砂を見てもどちらのおしっこかは分からなかったのです。
結局ロトだと分かったのは猫砂ではなく、トイレに行ったのに出ていない姿を、その場で見たからです。
この記事では、我が家がロトの膀胱炎に気づいたきっかけ、病院ですぐに来てくださいと言われた朝の流れ、尿検査とエコーで4,070円だった費用、家でやったことをそのまま書きます。多頭飼いで「どちらの子か分からない」と困ってる方は、参考にして欲しいです。
すけ北海道で保護猫のロト・トロと暮らす介です
ロトが膀胱炎になったとき、ぼくが最初に見ていたのは猫砂の固まりでした



わたしの家も2匹なんです。トイレの砂を見ても、どっちがしたのか分からなくて……
猫の膀胱炎ですぐ病院に行ったほうがいいサイン|トイレに行くのに出ていない
先に、いちばん急ぐところから書きます。トイレに入ってしゃがんでいるのに、おしっこが出ていなかったら、その日のうちに動物病院へ電話してください。
猫の膀胱炎でよく挙がるのは、頻尿、排尿時間が長い、血が混じる、トイレ以外での排尿、といったサインです。この中で「出ていない」だけは意味が違います。尿の通り道が詰まってしまうと、体の外に出せなくなった老廃物が体の中に残るからです。
竹原獣医科医院の記事では、尿が出ない状態が続くと1〜2日で腎臓の数値が上がり、重症の場合は病院で集中的な治療が必要になると説明されています。オス猫は尿の通り道が細いぶん、詰まりやすいことも書かれています。
▶ 出典:竹原獣医科医院「猫の膀胱炎ってどんな病気?主な症状や発症メカニズムを詳しく解説」
ロトはオスです。少しずつは出ていたので詰まってはいませんでしたが、朝におしっこが出ていないことがわかった時点で病院に電話しました。


判断に迷ったときの分け方
自分の家の子がどちらなのか、見た様子で分けると迷いにくくなります。
その日のうちに電話する
- トイレでしゃがんでいるのに出ていない
- 何度もトイレに入っているのに、砂が固まっていない
- トイレで鳴く
早めに相談する
- おしっこの回数が増えた
- 1回の量が減った
- 排尿の時間が長い
- 尿の色やにおいが変わった
上の3つはどれかひとつでも当てはまれば、様子を見ずに動物病院に電話して先生に相談しましょう。我が家は電話で「すぐに連れてきてください」と言われて、その日のうちに診てもらいました。
ロトの膀胱炎に気づいたきっかけ|猫砂の固まりと、出ないまましゃがむ姿
膀胱炎に気づいたきっかけは2つありました。
ひとつは猫砂です。トイレ掃除のときに、固まりが少し小さい気がする日が、前から少しずつ続いていました。ただ、猫砂を見るだけでは、それがどちらの猫のものかまでは分かりません。
もうひとつが、ある朝の姿です。ロトがトイレでおしっこが出ていませんでした。これはその場で分かりました。
そのまま動物病院に電話をしたら、すぐに連れてきてくださいと言われて、その日のうちに受診しました。



前々から気になってましたが、ロトだと気づいて病院に電話しました。
トイレが2つあっても、どちらのおしっこかは分からない
ここが、我が家がいちばん見落としていたところです。
膀胱炎になったとき、トイレはすでに2つ置いてありました。でも我が家の場合、2つあってもどちらのおしっこかは分かりませんでした。 ロトもトロも、両方のトイレを気分で使うからです。
つまり、トイレの数を増やしても、それだけでは「誰がしたか」は分からず、分かるのは「合計でどれくらい出ているか」までです。
最終的にロトだと特定できたのは、トイレに行ったのに出ていないところを、その場で見たからでした。多頭飼いで見るべきなのは、砂の固まりよりも、トイレに入っていく姿のほうです。
猫砂で見ておくと役に立つこと
とはいえ、猫砂がまったく無駄というわけでもありませんでした。どちらの子か分からなくても、家全体の量が減っていることには気づけます。「2匹分にしては今日は少ないな」が続いたら、そこからは姿を見る、という順番です。
我が家では、トイレ掃除のときに固まりの数と大きさをざっと見て、気になる日は2匹がトイレに入るところを見るようにしました。入っていくところを見るほうが早いというのが、このときの結論です。
猫のトイレそのものの置き方は、保護猫のロト・トロを迎えたときにそろえたもののほうにまとめてあります。我が家がトイレを2つにしたのは頭数が理由ではなく、体が大きくなったからでした。




病院でしたこと|尿検査とエコー、飲み薬で4,070円
その日にやってもらったのは、尿検査とエコー検査です。診断は膀胱炎で、飲み薬が出ました。
かかった費用は4,070円で尿検査とエコー検査、それに飲み薬まで含めた金額です。入院にも手術にもならなかったので、この日の1回で済んでいます。
費用は病院や地域、検査の内容によって変わりますし、詰まってしまった場合は処置が増えるので同じにはならないと思います。電話をためらう理由が金額なら、目安のひとつにしてみてください。



数万円かかるのかと思っていました。それなら、迷っている時間のほうがもったいないですね
言われた原因は水分不足|我が家がやったのは部屋を暖めること
病院で言われた原因は、寒くなってきて水分の量が少なかったこと、でした。
寒い時期に猫の膀胱炎が増えることは、泉南動物病院の記事でも説明されています。喉が渇きにくくなったり、動くのが億劫になったりして水を飲む量が減り、濃くなった尿が膀胱に溜まりやすくなるためです。
▶ 出典:泉南動物病院「冬に増えるネコの膀胱炎」
家でやったのは、3つです。
- カリカリをふやかす
いつものごはんをふやかして、食べながら水分が入るようにしました。 - チュールをあげる
水分を摂らせる目的で使いました。 - 部屋を暖める
ストーブなどで家の中を暖かくして、水を飲みに行きやすい状態にしました。
水飲み場を増やすより先に、部屋を暖める。我が家はこの順番でした。 泉南動物病院の記事にある「動くのが億劫になる」は、北海道の冬だとそのまま当てはまります。水の置き場所を工夫しても、そこまで歩く気にならなければ飲む量はなかなか増えません。



ストーブをつけようか微妙な時期が一番、警戒するときですね。ぼくが大丈夫でも、猫は寒いかもですからね
もし今、ごはんそのものを見直そうか迷っているなら、保護猫のロト・トロで実際に試したキャットフードの話も参考にしてみてください。ふやかして食べさせていたころのことも書いています。




療法食にも入院にもならなかった経過|あれから再発なし
我が家で起きなかったことも書いておきます。「膀胱炎」と検索すると重い話が並ぶので、そうならなかった例も判断の材料になるはずです。
起きなかったこと
- おしっこが全く出なくなること(詰まること)
- 入院や手術
- 療法食への切り替え
膀胱炎というと療法食に変える話が先に出てきますが、我が家では言われませんでした。出たのは飲み薬だけです。
ただし、その飲み薬にはひとつだけ手がかかりました。ごはんに混ぜても食べてくれないので、2人がかりで飲ませました。 薬が出たら、飲ませ方まで含めて誰かに手伝ってもらえる時間を確保しておくと安心です。



あの白い固まりは、不味すぎます



薬というやつですね
そして、あれから一度も再発していなく、同じ家で同じごはんを食べているトロも、一度もなっていません。部屋が寒くなってきたら暖めることだけは、いまも続けています。


猫の膀胱炎でよくある質問
まとめ|猫砂ではなく、トイレに入る姿で気づける猫の膀胱炎
我が家のロトが膀胱炎になったとき、トイレは2つありました。それでも猫砂では、どちらのおしっこか分かりませんでした。分かったのは、トイレに行ったのにおしっこが出ていない姿を見たときです。
病院で言われた原因は、寒くなって水分の量が少なかったこと。家でやったのは、カリカリをふやかすこと、チュールをあげること、そして部屋を暖めて水を飲みに行きやすくすることでした。尿検査とエコー、飲み薬で4,070円。入院にも療法食にもならず、あれから一度も再発していません。
多頭飼いだと、1匹ずつの体調は見えにくくなります。でも見る場所を「砂の固まり」から「トイレに入っていく姿」に変えるだけで、気づける確率はかなり上がります。しゃがんでいるのに出ていない。それだけ覚えておけば十分です。
最後は動物病院で診てもらうのがいちばん確実です。迷ったら、電話をかけるところまでで大丈夫。我が家もそれで、その日のうちに診てもらえました。



大丈夫、猫砂で分からなくても、トイレに入っていく姿を見れば気づけますから





オレは水をガブガブ飲むから平気



冬は、暖かいところの水しか飲みたくないです



ストーブの前が、わたくしの水飲み場でございます













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