「保護猫にケージなんて可哀想」「狭いところに閉じ込めるのは、ストレスになるんじゃないか」猫を迎えるときに、こう考える方は多いです。
先に我が家の結論を書きます。キャットランドケージ(PCLC-703)は、扉を開けたまま置いています。 閉めたのは、迎えたてのころ、来客のとき、危ないときの3場面だけでした。
ケージは閉じ込めるための道具ではなく、開けたまま置いておくだけで役に立つ場所でした。
あやケージって、閉じ込めるために買うものだと思ってました



北海道で保護猫のロトとトロ、ダックスのくうと暮らしている介です
我が家もケージを買いましたが、いまはほとんど開けっぱなしのまま使っています
この記事では、実際に使っているPCLC-703について、よかったところだけでなく、買う前に知っておいたほうがいい弱点3つまで正直に書きます。
猫にケージは必要か|我が家は扉を開けたまま置いています
結論から書きます。ケージは必要です。ただし、閉めるためではありません。
我が家のロトとトロは、ふだん家の中を自由に歩いています。それでもケージを置いているのは、猫が自分から入っていく場所として機能しているからです。


扉を閉めたのは、次の3つの場面だけでした。
- 迎えたばかりで、家にまだ慣れていなかったころ
- 来客が来たとき
- 掃除や作業で、そばにいると危ないとき
それ以外は開けっぱなしです。それでもケージがあってよかったと思うのは、「閉められる状態にしてある」こと自体がいいからでした。来客の予定が入っても、慌てて猫を捕まえて別室に運ばなくて済みます。



扉が開いているので、入りたいときに入っています
「ケージに入れるのが可哀想」と感じている方は、まず開けたまま置いてみるのがいいと思います。それだけでも、いざというときの逃げ場になってくれますよ。
PCLC-703のスペック|棚板4枚とハンモック1つ、高さ169cm
我が家が使っているのはスリムサイズのPCLC-703です。


猫にとってのいちばんの価値は、高さがあることで上下運動ができることです。169cmの高さを縦に使えるので、床の面積を取らずに運動量を確保できます。ロトもトロも、いちばん上のハンモックがお気に入りです。
中の構成は、棚板が4枚とハンモックが1つ。真ん中に爪とぎポールが立っていて、入口は上段・中段・下段の3か所にあります。
- パネル
スチール(エポキシ粉体塗装) - 棚板
合成樹脂化粧パーティクルボード - ハンモック
ポリエステル100% - 耐荷重
棚板・ハンモック1枚あたり6kg - カラー
オフホワイト/ダークグレー/ダークブラウン - キャスター付き
商品ページの数字で置き場所を測ると、たぶん失敗します
ここは買う前にいちばん見てほしいところです。商品ページに出ている幅69cmは外側の寸法で、猫が実際に使える内側は幅63cm・奥行47cmでした(我が家で実測)。
つまり、置き場所に必要なのは69cm、猫が動けるのは63cmです。この6cmの差を知らないまま「69cmなら置ける」と決めると、思ったより中が狭く感じます。



ぼくが内側を測ってみたら、幅63cm・奥行47cmでした
買い足しで直せないのは、ケージの大きさだけです。 爪とぎもトイレもあとから足せますが、大きさだけは買い替えるしかありません。ここだけは先に測っておいてください。
扉を閉めたのは3場面だけ|迎えたて・来客・危ないとき
開けっぱなしと言っても、まったく閉めないわけではありません。我が家で閉めたのは次の3つです。
迎えたばかりのころ
家に来たばかりの猫は、家の中の広さも危ない場所もまだ分かってなく、この時期だけは閉めて過ごしてもらいました。慣れてくると、閉める必要はなくなります。
来客のとき
猫は知らない人が来ると、隠れたり、警戒したりします。お客さんに何かあってからでは遅いので、ここは無理をしないほうがいいです。 ケージがあれば、猫を追いかけ回さずに落ち着いた場所へ移せます。
掃除や作業で危ないとき
そばにいるとケガをしそうなときも同じです。ほんの数十分でも、閉められる場所があると安心して作業できます。



わたくしは、来客のときは中でお待ちしております
ただし、長時間ずっと入れっぱなしにすると「そろそろ出たい」とアピールしてきます。 ここは猫がはっきり教えてくれるので、そうなったら開けてあげてください。
心配していたのに、我が家では一度も起きなかったこと
買う前に心配していたことのうち、3つは一度も起きませんでした。
- ストレスで鳴き続ける
- 中に入ってくれない
- 2匹で場所の取り合いになる


とくに「高いお金を出したのに使ってくれなかったらどうしよう」は、買う前にいちばん引っかかるところだと思います。我が家では、扉を開けておいたら自分から入っていきました。
2匹で取り合いにならなかったのは、棚板が4枚とハンモックで、居場所が縦に分かれているからだと思っています。同じ床面積を2匹で分けるのではなく、上と下で分かれる形になります。



2匹だと狭くないのかな、と思っていました



スリムサイズですが、成猫2匹で狭く感じることはほとんどないです
爪とぎポールを使ったのは子猫のころだけ|キャットタワーの代わりにはなりません
ここは、買う前に思っていたことと違った部分です。正直に書きます。
PCLC-703には真ん中に爪とぎポールが立っていて、「ケージとキャットタワーが一体になっている」のが売りのひとつです。


実際に活躍したのは、子猫のころだけでした。 体が大きくなって運動能力が上がると、ポールを使わずに軽々と最上段まで登っていきます。いまはほとんど使っていません。
「キャットタワーの代わりになるから、タワーは買わなくていい」とは言いにくいというのが、使ってみた正直なところです。ケージはケージ、タワーはタワーで、役割が違いました。



ポールを使わなくても、上まで登れるようになりました
なお、「棚板が滑る」という口コミも見かけますが、我が家では気になりませんでした。 滑っているところを見たこともないので、ここは猫によるのかもしれません。


買う前に知っておきたい弱点|落下・S字フック・棚板の音
我が家で実際に起きたことを3つ書きます。どれも対策できますが、知らずに買うと戸惑うと思います。
子猫のころは、降りるときに落ちることがある
登ることはできても、降りるのがうまくいかずに落ちることがありました。生後3か月を過ぎて体も運動能力も育ってくると、この心配はなくなります。
それまでは、段ボールで上を塞ぐか、棚板を下のほうだけに付けると安心です。
ハンモックのS字フックが外れることがある
猫の動き方によっては、ハンモックを吊るしているS字フックが外れます。結束バンドに替えると外れません。 最初は噛もうとしますが、次第に噛まなくなります。


棚板を踏むと「ガタン」と音がする
上下に移動するときに棚板が鳴ります。寝ていると目が覚めるくらいの音です。 ネジにスポンジを挟むと、多少はましになります。





音は、寝室に置くなら気になりそうですね



そこは正直、置く部屋を選んだほうがいいです
組み立ては2人だと一気にラクになります
説明書どおりに進めれば1人でも組めますが、我が家は2人で作業して約1時間で完成しました。 高さが169cmあるので、部品を持ち上げるところだけでも手伝ってもらえると安全です。
ルーフキャットケージRFC-704との違い|上部の使い方と付属品
購入時にもう1台迷ったのが、同じアイリスオーヤマのルーフキャットケージ スリム(RFC-704)です。外寸はどちらも幅69cm×奥行54.5cm×高さ169cmで、置き場所に必要な広さは同じでした。
違いは2つだけです。
| PCLC-703 | RFC-704 | |
| 上のほうの使い方 | 中に棚板4枚とハンモック 中で上下運動する | 木天板2枚で上に乗ってくつろぐ |
| 付属品 | 爪とぎポール・ハンモック | 爪とぎシート・ハンモック・食器など |
中で登らせたいならPCLC-703、上に乗せたいならRFC-704、という選び方になります。我が家は、猫が中で動ける時間を長くしたかったのでPCLC-703にしました。
PCLC-703が向いている家|初めての保護猫・犬や子どもがいる・留守番が長い
初めて保護猫を迎える家
どれを買えばいいか分からない、という段階の方に向いています。高さ・棚板・ハンモック・爪とぎポールが最初から入っているので、ケージだけ先に決めて、あとは暮らしながら足していけます。
犬や小さな子どもがいる家
我が家にはダックスのくうもいますが、くうがいるからといってケージの置き方や使い方を変えたことはありません。 開けたまま置いていても、困ったことは起きていません。


それでも、距離を取らせたいときにすぐ取れるのは大きいです。犬と猫を一緒に迎える予定があるなら、ここは役立ちます。
留守番や来客が多い家
留守番そのものは開けっぱなしでも問題ありませんでした。効果があるのは来客のほうです。 予定が急に入っても、猫の逃げ場が最初から用意されている状態になります。
ケージの中にトイレも置けます
下段に、100円ショップで買ったケースを置いてトイレ代わりにしてます。我が家で使ったのは幅28cm・奥行37cm・高さ11cmのケースです。
ケージの内側は幅63cm・奥行47cmなので、このサイズなら余裕をもって入ります。 猫用トイレを新しく買わなくても、100円ショップのケースで始められるところは、地味ですが助かりました。
ごはんのあとなど、しそうなタイミングで中にいてもらうと、高い確率で成功します。
キャットランドケージPCLC-703を選ぶときによくある質問
まとめ|ケージは、閉じ込める場所ではありませんでした
「保護猫にケージは可哀想」というのは、閉めて使うことを前提にした心配でした。
我が家のキャットランドケージ(PCLC-703)は、扉を開けたまま置いてあります。閉めたのは、迎えたてのころ・来客のとき・危ないときの3場面だけでした。
- 扉を開けたまま置いておくだけで、猫が自分から入っていく場所になる
- 棚板4枚とハンモックで居場所が縦に分かれるので、2匹でも取り合いにならなかった
- 心配していた「鳴き続ける」「入ってくれない」「取り合い」は、一度も起きなかった
- 爪とぎポールを使ったのは子猫のころだけ。キャットタワーの代わりにはならなかった
- 弱点は3つ(子猫の落下・S字フックが外れる・棚板の音)。どれも対策できる
- 置き場所に必要なのは幅69cm、猫が使えるのは幅63cm。先に測ってください
ケージ買い足しで直せないのは、大きさだけです。 爪とぎもトイレもあとから足せます。だから最初に決めるのは、置ける場所の幅と、中で登らせたいか上に乗せたいか、とりあえずこの2つだけです。



大丈夫、我が家のロトとトロで、扉を開けたまま使ってきた結果を正直に書いていますから。



オレは入れないけど、のぞきには行くぞ



扉が開いているので、好きなときに入っています



わたくしの席は、いちばん上のハンモックです










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